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第20回奨学生交流会
2012年9月20日〜22日
 
 

毎年9月に開催している「奨学生・奨学生OBOG交流会」が、今年も9月20日〜22日に開かれました。今年は、北海道から九州まで総勢21名の奨学生・奨学生OBOGが東京に集合しました。皆さんの出身国は13ヶ国に及びました。

1日目は、まず財団の母体会社である双日鰍詳しく知ってもらおうと会社説明会が開催されました。双日の行っている事業や双日の歴史を紹介し、商社の仕事に興味を持った奨学生もいたようでした。続いて、加瀬豊理事長を囲んで「理事長懇談会」を行いました。奨学生は、大学での研究テーマや日本での生活、趣味などについて話し、また理事長へ「高齢化社会」「女性の社会進出」「海外援助」「日本人学生の内向き志向」など、様々な質問があがり、理事長よりたくさんのアドバイスを頂きました。
夕方からは、双日関係者や財団理事も加わり、都市センターホテルで懇親パーティが開かれました。今年は総勢60名の参加となり、盛大な会となりました。奨学生は一人ずつ檀上で自己紹介をし、大学生活や母国のこと、将来の夢について熱く語りました。「このように個人と個人が面と向かって交流し合うことが、国と国を超え分かりあうために一番大切なことと思う」という中国人奨学生の言葉が印象に残りました。最後は「サライ」を全員で合唱し、和やかに会は終了しました。

2日目からは研修旅行へ出かけました。先ずは、浅草へ。浅草寺で日本人の参拝の様子を興味津々で眺める方、おみくじを初めて引いた方、頭が良くなるようにと煙を頭に掛ける方、仲見世通りで着物を買う方、とそれぞれ楽しんでいました。その後、水上バスに乗り、スカイツリーを眺めながら隅田川を下り、一味違った東京の風景を楽しみました。午後は羽田の「JAL機体整備工場」へ。飛行機が飛ぶしくみやエンジンについて学んだ後、飛行機の格納庫を見学。非常に大きな空間に圧倒されながら、整備士が実際に整備作業をする様子を間近に見ることができました。   

3日目は、日光を観光しました。先ずは華厳の滝を見学。97mの高さから流れ落ちる滝の荘厳さに、歓声が上がりました。その後、世界遺産「日光東照宮」へ。色鮮やかな建造物に目を奪われ、またガイドさんの説明に熱心に耳を傾けました。有名な「三猿」の厩舎では、人生の8つのステージが描かれているとの説明を受けましたが、奨学生の皆さんは「大きな志を抱く時期」「人生にまっすぐ立ち向かうが、悩みもある時期。励ます友がいる」といった辺りの人生のステージにいるのではないかな、と思いました。午後は日光彫りの体験学習を行いました。彫刻刀の扱いは大丈夫かな、という心配をよそに、皆さん器用に、そして熱心に作業を進め、自分の好きな図柄の丸盆や手鏡への彫刻を完成させました。今回の研修旅行の良い記念の品となることでしょう。最後は別れを惜しみながら、再会を誓って解散となりました。

3日間はあっという間でしたが、中身の濃い充実した交流会となりました。大学での勉強、研究といった忙しい日々から離れ、リフレッシュできたのではないかと思います。また、同じ留学生として刺激し合える新しい友との出会いもあったようです。当財団の奨学生は、出身国も様々で、専攻も多岐に亘っていますが、今後も情報交換をしながら、日本での留学生活を互いに励まし合い、高め合いながら続く友情へと発展していってほしいと思います。

 
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